T 基本構造から説明します。

   主に使っているリズムは いわゆる「三三七拍子」(正しくは2拍子の基本的リズムフレーズ)で次のようです。

      

 
1 リズムフレーズの基本的な機能を生かす。
 
 
 (1) 最初の  のリズムについて 
 
 第1小節目を を打って止めると不安定な感じがしますが、続いて第2小節目の を打って

とすると、安定感が得られます。しかし  を1回打っただけでは音楽としてのまとまりが感じにくく、

これを2回繰り返して とすると音楽としての最小限の統一感が得られます(文章で

いうと読点<、>までのまとまりの感じ)。
   
 なお、 は2拍子の基本的リズムフレーズの原型ともいわれる大切なリズムです。
 
 
 (2) 後半の のリズムについて
 
 (原型)の繰り返しは2回までが限度ですので、これに続けて を打つと

音楽としての大きな安定感が感じられます(文章でいうと句点<。>でのまとまり)。

 このリズムは (動機)の  が  に変化して

   

となったもので、第4拍目の  を動機と動機をつなぐ働きをしているので上の楽譜のように接続動機といいます。


○ このリズムは8小節全体をまとめる大きな働きがあるほか、これ自体を何回繰り返しても抵抗感を感じないため、

このリズムに節づけをして、楽しく歌い、言葉を習得させるのに役立つ大変有用なリズムです。

 なお、このリズムフレーズを2拍子のリズムフレーズの基本形ともいいます。




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 (3)  のリズムについて
 
 (原型)の第2拍をに変えると となり、音楽としての流動感がせき止められた感じに

なるので、この後に を打つと となり、それなりのまとまりを持たせることが

できます。そして、でせき止められた感じが、これに続く で流れる感じになります。

このリズムフレーズの実例としては、♪ほ、ほ、ほたるこい、 や、♪しょ、 しょ、 しょじょじ、 しょじょじのにわは、 

などがあります。

 プロ野球などの応援もこれを繰り返して雰囲気を盛り上げています。そして、これも、7拍のリズムフレーズ

(基本形の変形されたもの)ですので、前述(2)のように、何回繰り返しても飽きがきません。

 なお、祖型 ともいわれます。

このリズムは言葉遊び歌を始めるときなどに 大変有用なリズムです。
     
  以上のことをひとつにまとめると次のようになります。
   
    

 2拍子の基本的リズムフレーズ8小節は大楽節で一部形式を形成します(最もシンプルな形式)。

前半の4小節(原形2つで最小限のまとまり)は(前の)小楽節を形成します。

後半の4小節(基本形:大きなまとまり これ自体で繰り返しに耐える)は(後の)小楽節を形成します。

 なお、リズムフレーズの安定と不安定の関係をまとめて図示すると次のようです。


 

 2回目の安定は 小安定です。3回目は接続動機が入ったために、不安定になり、最後の大安定に進みます。

 リズムはこのように不安定安定に向かう(結びつく)ことにより動きが生じ次から次へと進みます。



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