3 陽旋法の機能を生かす
  
 (1) 陽旋法とは 
      
   日本の子どもたちが自然発生的に歌うわらべ歌の主な節は陽旋法でできており、
   
 言葉の抑揚を自然に生かして歌っています。    

   陽旋法の音階を下行形で示すと次のようです。

     

   これは五音音階の一種でありラは主音相当ミは属音相当と見ることもできます。
      
  言葉の抑揚の基本形は前述のように「ソララ型」、「ラソソ型」、「ソラソ型」の3種で、

 陽旋法のラとソに対応しているので、言葉の抑揚を生かしてごく自然に歌うことができます。

  (2) 陽旋法の旋律の進行について
     
   陽旋法の通常の旋律の動きは次の例のように順次進行です。

      

    しかし、旋律の終止感を高めるためにミ(属音相当)で終わるときなどには跳躍進行します。
  
  この場合、またいで跳び越える 音を先に使っておくために、次のような「先埋め」の方法を使います。

         ※この場合 ソの音が先埋め音です。 


      これは、「ソララ」型の言葉による旋律の終止の場合などに多用します。
      
       なお、先に跳んだ場合は、次のように跳ばした音を後から埋めます。
     

         ※この場合 ソの音が後埋め音です。



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