6 2語文の歌  平がな、片かなの「言葉遊び歌」の形で

 (1)平がな五十音(清音)の言葉遊び歌。
 それぞれの五十音(清音)を語頭音とする名詞を主語とし、これに述語などを結びつけて下のように
2語文を作り、絵カードや文字カードの提示を伴って次のように歌わせます。 

 次に、名詞の語頭音の文字カードを(下の写真参照)を絵カードの下に合わせます
マッチング)。また、その逆で文字カードの下に絵カードをマッチングさせるのもよい。


                       五十音の文字カード・絵カード  




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(2) 平がな濁音・半濁音の言葉遊び歌
   次の楽譜のように歌わせ、前記(1)のようにして進めます。

       


                                平がな濁・半濁音の絵・文字カード


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 (3) 平がな よう音の言葉遊び歌
   次の楽譜のように歌わせ、前記(1)(2にして進めます。)

  

                 平がな よう音の絵・文字カード


 (4) 片かな五十音(清音)の言葉遊び歌
   次の楽譜のように歌わせ、前記のようにして進めます。

        


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 グループセッションなどの時には、児童に文字カード(または絵カード)の音声指示をさせ、
これを他の児童に取らせて、絵カード(または文字カード)に合わせると効果的です。

           

児童の文字の音声指示による 絵・文字カードのマッチング


 このように、児童自身の発音、発語が他の児童に確かに通じたという経験をさせることは、自分の発音が周りの状況などを
変化させる・・・。ということの体得につながり、発音の明瞭化や発語意欲の向上の上で大変効果的です。

(5) 片かな濁・半濁音の言葉遊び歌
    次の楽譜のように歌わせ、前記のようにして進めます。

    
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濁・半濁音の絵・文字カード


 ○ 片かなの 拗音の言葉遊び歌も 同じようにして進めると効果的です。

  ※ 以上の(1)〜(5)VTR(動画と文字の提示とともに、が歌出て五十音順に進行する)を作り活用しています。
  
 これに興味を示し 好んでVTRを視聴する児童は変容が早い傾向が見られます。
 
  実例 東京で 月1回の 中度の自閉症男児(年長)のセッションを行い、
 
ほかの日はこのVTRと絵・文字カードを使い、お母さんに進めてもらったところ、
 
約半年間で平がなの五十音、濁・半濁音、よう音の歌が歌えるようになり、
 
文字も全部読めるようになった実例があります。

 ○ 言葉遊び歌のVTRの内容

五十音の平がな言葉遊び歌の内容について

 先ず、画面上部に「」の文字が大きく出て、画面に「あひる」が右から左へ 左から右へと繰り返し歩きます。

それと同時に ♪あ あ あひる あひるがあるく(ラ ラ ソララ ソラララソラミ)と歌が2回繰り返されます。

 次に ♪あひるのあーー(ソララララーー 抑揚補助技法)と歌います。

児童はこれを聞いて歌います。 歌い終わったところで次の「いちご」の画面と歌が始まります。 このようにして、

五十音順に次々と進み 最後の「ん」の歌で終わります。約20分です。

この他 平がな濁・半濁音 拗音 片かな五十音 濁・半濁音の歌 などもあります(内容はほぼ同じです)。 
 
◎ 以上の 言葉遊び歌の 絵(縮小版)と全ての歌の楽譜は 

 拙書 言葉遊び歌が発語を促す 明治図書 にあります。  


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